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減農薬栽培

減農薬栽培
 江崎果樹園が取り入れている減農薬栽培についての紹介です。
江崎果樹園では環境と人にやさしい農業を目指しています。
これまで江崎果樹園の自然農薬の利用方法
 植物エキスを利用した裁培でニンニクの混合木酢液を忌避効果として散布します。
魚腸木酢液。魚屋さんからアラを貰ってきて木酢につけ込む。効果はアミノ酸、ミネ ラルが含んでいるので糖度が向上、葉の照り、色つや、厚みが増してくる。 その他、シロップ、とうがらし木酢液、塩、キトサン、アルコール、海水、石鹸液、天然カルシウム等を使用しました。 
ニンニク木酢液魚腸木酢液
ニンニク木酢液              魚腸木酢液
 
農薬を散布せず綺麗なみかんを作るのは不可能?
  現在、無農薬栽培、有機栽培、減農薬栽培、慣行栽培(一般の栽培管理)に分かれて栽培されています。野菜類は、無農薬栽培でも可能ですが、永年性作物の柑橘類に関しては殆ど不可能に近いですね。果実は毎年なっても樹事態が病害虫におかされてしまい枯死して行くのが現状です。野菜や果物は、いくら農薬を規定倍数で散布した果実が大丈夫と言っても残留農薬の少ない物を食べたいですね。

  江崎果樹園では、農薬の代わりに平成16年度産からまだ全国の農家も知らない画期的なフィルム農法による減農薬栽培に取り組んでいます。地元の生協では農薬はあまり散布させず、出荷時期には見た目の綺麗な果実を出荷対象にしています。あまりにも生産者を馬鹿にしています。

  農薬を散布せずに綺麗なみかんが出来るのは、確率的に不可能に近いのではと思っておりましたがセルコート農法なら今後出来る可能性を秘めていますので交互期待!消費者にも知って欲しいー農薬を散布しないのは、大変過酷な栽培方法だと分かって欲しい!生産者にも人体に全く害がなく、消費者には残留農薬の心配がありませんので安心・安全ですよ。

セルコートのついた果実は人の口に入っても全く無毒です。
農業の基本「土作り」
  農業の基本は、土にあります。
現在の農業は化学肥料を多量に施して収量を上げることに力を注いでいた感じがします。 化学肥料だけだと、作物が軟弱になり、不健全で腐敗しやすいのです。

  江崎果樹園では、土・作物・人・そして地球にやさしい100%有機質ラクト・ボカシ
肥料を施用しています。
 
農業と環境から農薬を考える

 

 江崎果樹園では、環境にやさしく生産者にも消費者にも体に優しいまったく害の無い初めての試み「フィルムコート農法」に挑戦中です。
  やはり農薬を使わないと綺麗な果実は難しそうですが、いろんな試験を繰り返しながら今後は農薬を散布しなくても綺麗な果実が出来るように日々努力して行きます。
フィルムコートの安全性

  フィルムコートの原材料は、医薬品に使っているセルローズです。
日本薬局方HPMC2910規格品で、厚生労働省が人体に全く害のないものとして60年位前に決めたものです。
平成16年3月1日に「特定防除資材」という新しい項目が農水省で設定され、本セルコートも今まで「物理的防除 一般農業資材」だったのを、平成16年5月20日に申請方法が決まったので農水省に申請中です。日常、医薬品や食品に使用され、私達が口にしているものですから全く無害です。

  農薬でなく植物の被膜剤で、全く新しい安全な材料です。
人の口に入れている薬,食品を植物の葉・果実にコートする(うすい膜で包む)技術は今までありません。

新しい技術です。
  • 農薬を使わずにセルコートだけで農作物が減農薬栽培できます。
     
  • セルコートを散布した後、乾いたセルローズ(雨にとけにくい繊維素)が
    フィルムになり、葉・実をコーティングして包みます。
     
  • 葉の呼吸には影響ありません。
     
  • 何回使っても植物には影響ありません。
乾燥したフィルムの特性
  • 乾燥したフィルムは通気性があり、植物の呼吸に悪影響を及ぼしません。
    昆虫は呼吸が苦しく窒息します。
     
  • 葉の成長と共にフィルムは延びます。葉が枯れるまで付着しています。
     
  • 乾燥したフィルムは雨などで流れ落ちません。
     
  • セルコートの薄めた液に天然石けん粉、重曹を0.1~0.2%入れるとより病害虫に効きます。
     
  • 長期保存しても変化はありません。
     
  • いかなる農薬と併用することもできます。例えば1500倍の農薬を7000倍にして併用して下さい。
     
  • セルコートの中に農薬を少量入れますと農薬の効果が4倍くらい長持ちしますから、農薬の使用量を減らすことができます。農薬を散布した上にセルコートを散布すると薬害がでます。
     
  • 展着剤の代わりに使用することもできます。全く無害の展着剤です。
     
  • 静電散布をするとき人体に全く無害です。静電散布は約30%散布量を減らせます。
農業と環境から農薬を考える
柑橘類の栽培における農薬を散布しなかった際の果実に及ぼす病害虫の被害をご紹介します。
病害虫の一覧
写真 病害虫名 生態
スリップス スリップス  年5回~6回の発生。成虫は体長1mm内外、淡黄色~淡黄褐色、黒っぽい翅をもつ。
  幼虫は成虫に似るが小形で翅がない。5月~9月にかけて柑橘に寄生し、新梢、果実を吸汁、加害する。新梢は萎縮しねん転、奇形化する。
アカマルカイガラムシ アカマルカイガラムシ  年3回~4回発生。葉、果実、枝幹を加害する。雌は成虫と2齢幼虫で越冬し、5月頃から幼虫が発生する。
  雌成虫介殻の径は約2mm、介殻を透かして虫体が見える雄介殻は長円形、殻点は一方に偏り、長径約1mm。雌成虫は一対の翅があり、体長は1mm弱
ゴマダラカミキリ ゴマダラカミキリ  成虫は5月下旬から発生し6月上旬~中旬が羽化盛期になる。幼虫は葉、幹の樹皮下を食害し、地際から木屑状の糞が出ているのが特徴である。発生が多いと樹が衰弱し、枯死する。幼虫はテッポウムシとよばれ、白色で老熟すると体長は5センチになる。
  成虫は体長3.5センチ、背中は濃い藍色で光沢があり、多数の白点をもつ。
ミカンハダニ ミカンハダニ  1年中いつでも多発する可能性がある。発生が増加しやすい時期は5~6月、梅雨明けと9月~10月で暖冬の3月も注意が必要です。葉裏に寄生して吸汁するため、吸われた部分は色が抜けて白くなる。多発すると落葉が早まる。果実に寄生すると着色が遅れ、色がぼけて商品価値が著しく低下する。
ミカンサビダニ ミカンサビダニ  高温、乾燥が続くと発生が見られます。葉、果実を加害する。年10数回の発生。雌成虫の体長は0.12mmと微小、くさび形をしていて胴部に横じわがある。6月~7月頃、葉上密度が高まると果実への加害が始まる。
カメムシ カメムシ  チャバネアオカメムシおよびツヤアオカメムシは成虫越冬し、ミカンを加害する重要種である。主にスギ、ヒノキなので繁殖し、成虫になってカンキツ園に飛来し加害する。新梢や幼果も加害するが、9月下旬頃か成熟期にかけた被害が大きく、果実に口針を差し込んで吸汁する。被害果は水分を失って、果肉は海綿状になる。
訪花害虫 訪花害虫  主な訪花害虫はコアオハナムグリとケシキスイ類である。コアオハナムグリは成虫が土中で越冬し、4月中旬頃より出現し各種の花に飛来する。ケシキスイ類の生態は不明な点が多いが、カンキツ園では冬期を除いて1年中見られ特に開花期に多い。被害の多いのは主に中晩柑類で、温州の被害は少ない。両種は主にカンキツ類の開花初期から盛期にかけて加害する。
ミカンハモグリガ ミカンハモグリガ 別名はエカキムシ。葉、緑枝、果実を加害する。年間の発生回数は5回~7回ぐらい。
白い筋を引いたような痕を残します。 それが絵を描いたようにも見えることからエカキムシとも呼ばれることがあります。

 

病害の一覧
写真 病害名 主な病害
そうか病 そうか病  カンキツにおける代表的な病害のひとつで,主に葉,枝,果実に発生します。品種により抵抗性に差があり,温州みかんは比較的弱い傾向にあります。果実に発病した場合には,果実表面がイボ下状態になり,商品価値が低下します。主に5~7月にかけて雨が多い年に発生しやすく,特に降雨が長期間継続すると発生が多くなります。また樹齢の若い木ほど感染しやすい傾向にあります。
かいよう病 かいよう病  葉、緑枝、果実に発生する。新葉や緑枝では水浸状の褐色斑点が出来、やがて黄色のハローをともなったコルク状の病班となる。夏・秋葉ではミカンハモグリガの食痕、風ずれの傷口から感染しやすく、傷口にそって集合した病班となる。発病が激しいと落葉する。果実もコルク状の病班を形成する。
黒点病 黒点病  葉、枝、果実に発生するが、果実の被害が問題となる。果実では病班の違いで黒点、涙班、泥塊型の三つに分けられる。黒点型は着色期に目立ってくるタイプで、初期に感染したものほど黒点が大きく、つやがあり、もり上がる。涙班型は胞子を濃厚に含んだ水滴が流れた跡沿って生じた病徴、さらに激しい黒褐色のかさぶたを生じ、泥塊型の秒班になる。
灰色かび病 灰色かび病  葉、花弁、果実に発病する。感染した花弁が脱落しないまま幼果に付着し、かさぶた状の傷をつける。重傷なものは落果し、軽傷なものは果実とともに傷も肥大し収穫時まで残る。貯蔵果では暗褐色、水浸状に軟化し、灰色のかびが密生して腐敗に至る。
褐色腐敗病 褐色腐敗病  成熟期近くの果実に発生する。はじめ果実表面に淡褐色、油浸状の小斑点を生じ、2~3日後には拡大して果実全面に広がり、間もなく腐敗臭を発して落果する。湿度が高いと病斑状に白い綿毛状のカビを生じる。
緑かび病 緑かび病・青カビ病  貯蔵中の果実に発生する。はじめ果皮が淡黄色、水浸状に軟化し、徐々に拡大して円形病班となり、中心部に白いカビが生じる。やがて病斑状に緑カビ病では緑色の胞子、青カビ病では青色の胞子を密生する。病班周緑の白色菌糸帯の幅は緑カビでは広く、青カビ病では狭い。
参考資料:柑橘/病害虫雑草 総合ポケット・ブック
 主に被害の大きい病害虫を掲載しましたが他にも柑橘類に及ぼす病害虫は、多数あります。農薬を散布せずにきれいな果実を作るには、大変な苦労があることをお分かりになりましたでしょうか?きれいな果実を作ろうと思えば、慣行栽培(一般の栽培管理)年間20回以上の農薬を散布しないと作れないのが現状ではないでしょうか?
 農薬を散布せずにそのまま放置していると果実は毎年なっても樹事態が病害虫におかされてしまい枯死して行くのが現状です。農薬を散布する生産者にも害がありますし、かなりの農薬の中に発ガン性が報告されています。野菜や果物は、残留農薬の少ない物を食べたいですね。
平成20年度江崎果樹園特別栽培防除暦
 

カメムシ防除について
  残念ながら物理的防除資材では、カメムシの発生を抑制するのは大変難しく 現状では農薬を散布しないと防げません。農薬散布を怠るとカメムシは、 汁を吸われた果実は、スカスカになる部分が出るため食味が非常に悪くなります。
  また、ひどい場合には果実が変色して落下します。 果皮が薄く熟れが進んだ果実から吸汁します。 そのため温州みかんへの影響が大きいです。
化学合成農薬以外の農薬
 化学合成農薬に当たらないためマシン油乳剤、ICボルドー、展着剤等は 化学農薬回数としてカウントしないため記載しない。
マディック乳剤(ホルモン剤)
 サワーポメロ、甘夏、ジューシーオレンジだけに散布(散布を怠ると樹の性質上、 自然にへたが落ちてしまうため回数を控えることは不可能です。
平成19年度農薬使用回数
 
平成20年度肥料情報
 
肥料の種類と特徴および成分